気は生命を生命たらしめている宇宙の根源的な力、宇宙に遍満するエネルギーで、訓練次第で見たり感じたり出来ます。気功とは気というエネルギーの制御方法です。
気功という言葉は、1950年代に中国の劉貴珍氏が使用して広まりました。
中国語で「功」とは“鍛錬”の意味で、「気功」とは“気を伴った鍛錬”です。
気の修練法は数千年の昔からありましたが、呼称は様々です。調身・調息・調心の三要素を備えた修練法は全て気功といえます。
硬気功 ─ 武術気功
軟気功 ─ 道家気功(道教気功)・ 儒家気功(儒教気功)
仏家気功(仏教気功)・ 武術気功(太極拳など)
自分自身の気のエネルギーを調節し、バランスを良くしてゆく運動をします。
色々な型や動作がありますが、要点は仙骨をゆらし、背骨の歪みを運動で治していき、身体を柔らかくしていきます。
そして、末端まで血の巡りを良くします。
それと天の気を取り入れるための呼吸法の中には様々な方法がありますが、一番簡単な方法として、腹式呼吸があります。
これは、息を吸ったときにおなかを膨らまし、息を吐くときにおなかをへこませます。
これにより、横隔膜を上下することによって、副交感神経が刺激され、気持ちが落ち着き、リラックスしてくる効果もあります。
様々な本を参考にされて、自分にあった動作を4~5種類覚えられて実行してみてください。
大人数でされると、いわゆる全員の気の合った瞬間が体験できるときがあります。
その時は、なんだか心の底から喜びがわいてくるような、ワクワクしてくる気分が味わえます。
体に無理なく楽に楽しみながら行えます。
また、必ず毎日しなければならないことありません。
気の向いたときにリラックスして長く続けましょう。
そのうち最初の目的の健康のため、ということさえ忘れてただ、楽しいからやっている、そんな状況になればしめたものです。
注意すべき点は、気功法は、一日に一時間以内とします。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとし、またやってて疲れたら止める、調子の悪い日も止める、雪の日や嵐の日も止める、などです。
リラックスする。
両手全体を熱くなるまで一生懸命すり合わせる。(自分の感覚を良くするため、気の回りを良くするために行う。)
暖かくなったら、両手の指先の力を抜き、何かを包み込むような形を作る。
手を少しずつ開いたり閉じたりして、エネルギーが出ているのを感じる。
呼吸は、開くときは吸い、閉じるときは吐く動作をゆっくり行う。この時のエネルギーの感じ方は、圧迫感、熱感、ジンジンするといったように個人差がある。
すぐに感じなくても繰り返し行うとハッキリしてくる。
慣れてくると、両手の中に気のボールが出来きてきます。そのボールを体の悪い所に入れてやります。